パッと読むための見出し
シャスタとの出逢い
初めてシャスタを知ったのは・・・
私がシャスタを知ったのは、2006年6月。
母が2月に旅だって、何もかもすべてが灰色の世界の時でした。もう何もかもがどうでもよくて、生きる希望もない、投げやり。心がなくなっていた時でした。
その状況を見兼ねた、いとこが一冊の本を勧めてくれた。
「がんが消えた」
読んでみると・・・本当に末期がんが治った人がいる?!信じられない。この人なんだろう? 著者は寺山心一郎とある。
本を読み終わって、すぐにネットで調べてみたら、、、
いきなり、緑と光の写真がぱ~んと飛び込んできた。
「シャスタツアー」
「7月7日から」
見た瞬間、体に衝撃が走った。
「行きたい!」
「私はシャスタに行きたい!」
なんの理由もなく、もちろんシャスタという場所も知らないし、どこにあるのかもわからない。
今思えば、どうして、あんなに行きたいと思ったかはわからない。
でも、「絶対いく!」
それだけを誓った。
というのは、その頃の私は東京でサラリーマンの身、既に母の看病で2月の時点で一年分の有給を取ってしまった後。(12月が決算の会社だったので、2月~12月末まで一日も有給休暇がないということ)。ましてや、5月にアキレス腱を切って、それでさらに会社を数日休み、その後は松葉杖を突きながらタクシーに乗って会社に通っていた。踏んだり蹴ったりのどん底にいた時でした。会社はもう一日たりとも休めない状況なので、シャスタに行きたくても、会社を休むなんて全くできない状況。抑えきれない衝動がどれだけあっても、行けなかったのです。
今思えば、「シャスタ」が何かもわからず、「光と緑」しか、記憶に残っていないのです。
シャスタが山だと知ったのは、初めてシャスタに行った時。
北カリフォルニアと書いてあったけど、あの時は地図で調べることもせず、、、そのままになっていた。ただ、どうしても、どうしてもシャスタに行きたい!
あ~行きたい
いつか、行きたい
思いだけは強かった。
あんな衝撃的な事は初めてでした。
その想いは私の胸の奥深く深くに仕舞われたのでした。
今思えば、シャスタに行くことは、母が導いてくれていたのかもしれないですね。初めて行ったシャスタ、、、まさか、こんなに何度も何度も通うことになって、これほどまでに強い繋がりがシャスタとあるなんて。。。ね
シャスタのガイドブックまで作っちゃうくらいですから。
そして、2008年11月の感謝祭、、、アメリカは「サンクスギビング」と言って、連休になるんです。ビッグホリデーで、家族で集うんですよね~。私にとっては、カリフォルニアでの新しい会社生活が始まり、やっとの連休だったのです。
さてさて、、、何をしよう? どこに行こう?
その時に、「シャスタは?」
え!
今なんて言った?、、、、「シャスタ?!」
それは、私がずっとずっと行きたかった場所。
私はそのことすら、忘れてしまっていたのでした。
2008年11月、初めて念願のシャスタへ行くことになったのです。
初シャスタ!
やっとやっとたどり着いたシャスタ!
あれほどまでに行きたかったシャスタ。
初シャスタ 一日目
真っ先に向った場所は・・・「シャスタ山」
ネットで調べたら、、、パンサーメドウズがいいとわかった。だけど場所がわからない。シャスタに到着し、ガソリンスタンドで聞いてみると、「知らない」との返答。いったいどこにあるのだろうとわからないままに、シャスタ山に向った。何も知らない私は、5合目から上の道路は閉鎖されていて、パンサーメドウズへは行けないという事を知ったのは、だいぶ後になってのこと。
シャスタ山に行ったとは、地図を頼り、レイクがあることがわかり、「キャッスルレイク」を目指す。
結局、道を間違え、通り過ぎてしまったようで、、、どうしようか~と思っていたら、たまたま川。惹きこまれるように川原へ。美しい水の流れと光を体験し、宿へ向かったのでした。
初シャスタ 二日目
宿で知り合った日本人の方に教えてもらい、「キャッスルレイク」へ
その後、ハートレイクへ行こうと思っていたら、偶然の出逢いで、同じ宿に宿泊しているIさんと二日目はご一緒することになった。(後に、メディンレイクのキャンプに連れて行ってもらうなど、今キャンプガイドでご活躍のIさんです)
ハートレイクへ
2人とも初めてのハートレイク。11月末によく行けたな~と今更ながら思います。よっぽど、雪がなく、絶好の気象条件だったと思います。ふつう考えたら11月末であれば、標高2000m以上は雪で、トレイルも雪で行けないはず。でも、行けたんですよね~。ふしぎ
たまたま、すれ違ったハートレイクから帰り道のアメリカ人に道聞いたな~。なんとか行けたんですよね。
絶景!
初めてのハートレイク!
ハートレイクは半分凍っていました。よーくみると、雪がありますよね~。恐れを知らないって怖いものです、、、半氷のハートレイクの湖面の上を歩いていたんですよ~。。。わたし。守られていますね(^^)
そして、今は幻の滝になっている「モスブレーの滝」このころは、立ち入り禁止の看板も出ていなかったです
スタンドバイミーの橋。
初シャスタ 三日目
マクラウドの滝と午後はスウエットロッジ&シャスタの温泉(スチュワートミネラルスプリングス)
今思うと、スウエットロッジと温泉を一緒の日に行ったって~、、、なんで~あほやな~、よく行けたわ~と思ってしまいます。知らないってすごいよね。浄化の二本立てをやって、続けざまにやって、、、ぐったりするはずです。浄化が必要だったんでしょうね(^^)
スウエットロッジもシャスタの温泉も、デトックス効果があって、浄化なので、どちらかひとつでも十分なのに。同じ場所であるからと、両方を一緒に行ったら効率的と思ってやってしまうのが、頭だな~と。。。ふふふ 今なら思うけど。当時は、教えてもらった情報をもとに、ただただ行っていたから。。。これも貴重な経験です
マクラウドの滝も初回から、好きだったんでしょうね~。写真から嬉しい感じが伝わってきます・・・(^O^)
しかも、初めてで、裸足になって足を水に浸している~、、、11月末ですよ。本能的に、シャスタのお水に惹かれていたんでしょうね~・・・写真を見て、初回からやっていた自分にうけました(^O^)
そして、最終日の朝、ちゃんと朝日を見に行っているんですよね~
初めてなのに、今の私のおすすめを自らやってるのに、、、笑っちゃいました(^O^)
今回、この記事をあらためて、追記したり写真を追加したり。。。あの時の感動が蘇ってきて、じーんときてました。
私のシャスタ通いが始まり、、、そして、それが可能だったのも。この宿「ストーニーブルックイン(Stoney Brook Inn)」があったおかげです。ここで出逢った人に助けられ、優しくしてもらって。シャスタのことも教えてもらっていたのです。
いつも温かく迎えてくれたオーナーのひろみさん。帰る場所があったから、シャスタに何度も何度も行くことが、、、いやいや、帰郷することができたのです。ありがとうございます。本当に感謝です。
そして、初めての私をあたたかく迎えてくれたシャスタ山。本当にありがとう。写真からシャスタのあたたかい愛、おおきな愛、シャスタ山が「よく来たね~」と祝福してくれているのをあらためて、気付きました。こんなに祝福してくれていたんだ~
どうもありがとうございます。
こうして、私のシャスタ物語は始まりました。
コメントを投稿するにはログインしてください。