こんにちは!
スペイン巡礼のテレビのことを昨日ブログでお知らせしたら、面白いことに5年前の今日、私はスペイン巡礼の北の道を歩いていました!(⇒5年前の記事はこちら) そんなことすら、すっかり忘れていました。2015年はスペイン巡礼して、マヨルカ島(スペイン)、ドイツ、イギリス、そしてアメリカへ行って、サンフランシスコからシャスタまで行った壮大な旅をしていたので、昔の話だけブログに書きたいと思ってたので、またこの大冒険は書きます!
今日は、初めてのスペイン巡礼の時の話をご紹介します。
スペイン巡礼の最も人気のコースは「フランス人の道」と言って、フランス国境のピレネー山脈を越えてスペインに入り歩く800㎞のコースです。いきなり初日、ピレネー山脈を越えるんです。そして国境を跨ぐの!
スペイン巡礼の概要はこちらからご覧くださいね
スペイン巡礼の出発地「サンジャンピエドポー」
フランス人の道の出発地は「Saint-Jean-Pied-de-Port (サンジャンピエドポー)」と言ってフランス・バスク地方になります。スペイン巡礼のフランス人の道800kmを歩きに来て、初日はフランス語なんですよ。(Wikipedia リンクしますので、もっと詳しいことや場所を知りたい人はチェックしてね ⇒Saint-Jean-Pied-de-Port)
バスクはフランスとスペインにまたがっているんですよね、バスク好きなんです。バスク語もある(全くわからないけど)、スペインのバスク地方は、美食の町サンセバスティアンやビルバオの地名は聞いたことが多いのでは。
町並みがきれいでしょ!観光地でもあるんですよ
サンジャンピエドポーには、列車で行ったんです、駅がこちら↓ スペイン巡礼は歩く人、自転車で行く人、いろいろいます。犬を連れて歩いている人もいましたよ
よし明日から歩くぞ!っていう時に泊まるでしょ、宿はいろいろあるみたいだけど、初めての時はまったくわからないから、本「聖地サンティアゴ巡礼」
に紹介されていた巡礼宿に行ったんですね。多分この写真の建物ではないかな・・・左側↓
でね、あなたのベッドはここって言われたのか、空いているのがそこしかなかったのか、、、
どんなところに泊ったと思います?
ははは 思い出すだけで笑う
ユースホステルみたいに巡礼宿はなっていてね、二段ベッドが多くてね、なんと私はその二段ベッドの上の方。選ぶ余地なかったと思う。
私の下のベッドには韓国人かな、アジア系の男性でしたよ。いきなり! え~! ですけど、いやここには寝られませんなんていませんからね。泊まりました。夜は10時が消灯なんです。暗くなったらね、カエルの大合唱が始まった・・・何の音?! いびき! え~って感じでした。私はこの日がスタートですが、既に歩いて来ている人が多いわけですからね、みんな疲れているわけです。だから、そんないびきなんて関係ない。
私はどうしたかって?・・・ザックをゴソゴソして耳栓をなんとか探して寝ることができました
↑笑うエピソード1でした 😀
笑うエピソード2
翌日はピレネー山脈越えなので、ランチがいるのでお店に食料を買いに行ったんですね。巡礼という知識が全くない私は、なんとあれこれ、いろいろ買って。フルーツが美味しそうで桃、あんずとか買ったんです。翌日重くて苦労することも知らずにね、、、笑 巡礼は極力荷物を少なく軽くすることが鉄則。
もともと私のザックは重かったみたい。初日で9キロ以上あったかな、、、サンジャンピエドポーの巡礼事務所で、ザックを測りにかけられ、スタッフの人に重いと言われましたもん。
笑うエピソード3
初日の夜ご飯、私は誰ともお友達を見つけることもできず、一人行動。いつも一人旅が多いからいいんだけど。でもこの日はすごく心細かったです。フランス語も全くしゃべられないし、どうしていいかわからないって気持ちでした。なんとか夕食はレストランに入ろうと思うんだけど、いろいろあるけど、一人じゃすご~く入りにくくて、できたら美味しいところで食べたいって言う気持ちもあるし。巡礼者の人が行くのであれば便乗しようと思うんだけど、誰もいない、、、
その時、やっと巡礼者っぽい人影を見つけ、同じお店に勇気を持って入ったの。
そしたら、私が話しかけたのか、どうだったか忘れたけど、一緒に食事をすることになったのね。だけど、メニューがフランス語で読めない、彼はベルギー人で全く英語は話せない。フランス語はわかる。で、身振り手振りのジェスチャーで、メニューを訳してくれて、、、豚肉を説明するのに豚の鳴き声のものまねしてくれたりね、親切だよね。笑う。。。そのくらいのコミュニケーションしかできないのに、一緒に食べてました。ははは
何を食べたかすら、忘れたけど、鴨のコンフィでも食べたんじゃない。フランス料理はこれ!みたいな感じに思ってたから。すごく美味しかったですよ。支払いの時にね、なんか知らないけど、初めてあった人なのに、おごってくれたんですよ。なんで~ですよね。
ベルギー人の彼は自分の家から自転車で巡礼に来ている人でした。彼にとっては旅の途中、私にとっては初日なので、ということなのでしょうか? 今思い出しても理由はわからないけど、ありがたいですねよ~。すごく記憶に残ってる。
その後も面白いんだけど、自転車と徒歩なのに、偶然パンプローナの町のバルで再会したり、その先のどこかの巡礼宿でも再会したり。ご縁がある人って何度でも会うのがカミーノなのです
巡礼手帳
そうそう、サンジャンピエドポーに到着して、巡礼する人は巡礼事務所に行って何か手続きです。通常は巡礼事務所で「クレデンシャル(巡礼手帳)」を発行してもらうの、当時は3ユーロでした。
私はですね、サンジャンピエドポーに入る前に、どうしても行きたかった「ルルド」に行ってて、たまたまルルドがスペイン巡礼路と知って、ルルドでクレデンシャルを買って、スタンプも押してもらっていたんです。へへへ いいでしょ
左上のスタンプがルルドです。見えますか?「マリア様」 😉
カミーノ初日はすごいタフ「ピレネー山脈越え&国境越え」
いきなり30㎞歩く日なので早くから歩き始めました
こんな感じで、リュックを背負った人がぱらぱらいます
本当に道が続いて行ってるでしょ~、ピレネー山脈越えの初日は晴天に恵まれました。お天気が悪いと行くのがとても難しくてね、遭難する人が多い場所でもあります。映画にもなっていたかな。。。
果てしない~。初日がきついんです。途中に宿もあるのですが、10月に出発したので閉まっていて、なんとか歩いてスペインに入るしか選択肢がなかったんですよね~。
ピレネー山脈の清々しい光景、伝わりますか?
よく歩けました
本当に歩けるか~という不安や心配をかかえていた初日です。ずっと一人でしたよ、誰とも出会わなかったのが不思議なくらい。だから余計に不安でした。
このあたりがピレネー山脈の標高が高いあたりと思います
この十字架は巡礼を歩きに来て、ピレネー山脈で行き倒れになってしまった巡礼者のための十字架だと思います。
こちらは、サンティアゴコンポステーラまであと765kmとの道標です。まだまだ先が長いですよね
そして、ここがフランスとスペインの国境です。え~!こんなもん・・・って思うでしょ。そうなんです。こんなゲートがあるだけでした
スペインに入ったので、このような道しるべが出てきます
道が下りになっているのがわかりますか~
到着! ロンセスバジェス!
スペイン人はフランスではなく、ここロンセスバジェスからスタートする人が多いです
到着して嬉しいけど、誰とも友達もできてないし、一人でドキドキ、ハラハラの初日でした。すごい大きな巡礼宿でとってもきれいなんですよ。初日の写真終了です。
最後に
スペイン巡礼のフランス人の道の初日の「ピレネー山脈越え&スペインとフランスの国境越え」をご紹介しました
いかがでしたでしょうか?
今、やっぱり「巡礼」がブームなんですかね? NHKでやるくらいだし、7月も再放送があるんだよ。すごくな~い! スペイン巡礼のブログを書きながらなんだかわからないけど、あの時の気持ちもちょっと思い出したりしながら、モチベーションが上がってきたよ~
昨日スペイン巡礼を紹介しながら、すごく懐かしくて。もう歩くことはないのだろうか、また行きたくなるのか? それはわからないけど。800㎞も歩こうと思うほどの理由ってあるんですよ。そうでないと歩けない・・・そして、その土地にとてもご縁があるということ。タイミングもあるよね。笑
またスペイン巡礼に行ったりして! 笑
今回のNHKのテレビは1500㎞ですもんね、フランスのルピュイからでしょ。「ルピュイの道」です。ルピュイ(Le Puy)には行ってみたいと思っていたんですよね~、ちょっとハートをツンツンされてるかな~、いつの日か・・・ははは笑
今回のスペイン巡礼についてのブログを書くことは、回想してとっても楽しかったです。今まで紹介していない写真もけっこうあるから、またスペイン巡礼のことをご紹介したいと思いました。
では、今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました
スペイン巡礼について
姉妹道の熊野古道はこちら
コメントを投稿するにはログインしてください。