こんにちは!
スペイン巡礼の旅について、体験をもとにブログを書き始めると、あれも、これも・・・とどんどん伝えたいことがわいてきています。最近のブログはスペインの巡礼の連投です♪
今回は、スペイン巡礼に行く時期、季節はいつがいいか?
ルートの決め方についてご紹介します。
パッと読むための見出し
サンティアゴ巡礼路のルートとは?
歩く時期やルートを決めるのに、まず、いったいどんなルートがどこにあるか、地図で確認しましょう。
(出典:Wikipedia)
サンティアゴ巡礼路はスペインだけでなく、フランスやイタリア、ポルトガルからも道が繋がっています。例えばスイスやベルギー、フランス人は自分の家から歩き始めたり、自転車で来ていたり、ほんとに人それぞれです。
赤いラインがフランス人の道です
フランスの国境から西の海岸近くのサンティアゴまで、スペインを東から西へ、横断するルートです。
3回のスペイン巡礼はどこを歩いたか?季節はいつ?
「3回もサンティアゴ巡礼をしたんですか?」
「800kmを3回も?」
と思われた方もいらっしゃると思いますので、私が歩いた巡礼路をご紹介します。
1、初めてのスペイン巡礼800kmは、「フランス人の道」40日
2011年10月18日
サン・ジャン・ピエ・ド・ポー→サンティアゴ大聖堂
2、北の道 246Km 10日間
2015年5月末
ビルバオ(Bilbao)→イジャネス(Llanes)
3、フランス人の道 + フィステーラ 20日間
2015年10月22日
サン・ジャン・ピエ・ド・ポー→プエンテナレイナ 91.7km
ポンフェラーダ→サンティアゴ大聖堂 209km
サンティアゴ→フェイステーラ→ムシア
私の中では、「初めてのスペイン巡礼が最初で最後」と思っていました。
もう満足、
もうこれ以上、歩く事なんてできない
とサンティアゴ大聖堂に到着した時は。
それが、3年半後、
スペインカミーノ仲間の「カミーノ歩かないの?」の一言で、、、、私の中に眠っていたスペイン巡礼の情熱が蘇り、「また歩きたい!10日だけなら歩ける♪」と二回目の巡礼に行くことを決めました。10日なら歩けそうだったんです(^^)
その時は、飛行機の到着地をスペインのバスク地方・ビルバオ空港を選んでいたので、スペイン巡礼路の北の道を選びました。
10日間歩ききって、満足!
のはずが・・・
日本に帰ってきてから・・・
とても、心残りが、
それは、2回目の巡礼では、サンティアゴ大聖堂に行かなかったから。サンティアゴへの想いが日に日に募っていき、やっぱりサンティアゴ大聖堂に行きたかったな~、、、と気持ちは抑えきれず、
同じ年の2015年の秋に再度スペインへ
3回目のスペイン巡礼の旅へ
飛行機やバスでちゃっとサンティアゴ大聖堂へ行くこともできますよ。でも、サンティアゴ大聖堂には自分の足で行きたい!ではどこから歩こうか?せっかくなら、西の果て、、、「フィステーラ」と「ムシア」まで歩こう!
それを先に決めて、ゴールのサンティアゴ大聖堂から、何キロ歩きたいか?歩けるか?を逆算するような感じで、ルートと期間を決めました。
3回目の巡礼は、フランス・ルルド大聖堂から歩きたかったのですが、時期は10月下旬。ピレネー山脈を越えるにはぎりぎりの時期。冬は雪も降りますし、フランス語もしゃべれない、巡礼者も少ないルート、一人で歩ける???
安全を考え、フランス人の道の出発地点の「サンジャンピエドポー」から100kmを歩き始め、800km全部は歩けそうにないので、体力的にも時間的にも、
だから、途中はバスと電車で移動して、次はサンティアゴ大聖堂から100km手前の「サリア」から歩くことを予定しました。
(サリアからとしたのは、サンティアゴまでの最後の100kmを歩いた者だけが巡礼証明書がもらえるから。だからサリアからスタートして歩いている巡礼者も多い)
ところが、フランス人の道をサンジャンピエドポーから91.7km歩いて、プレンテナレイラに到着したら、、、やっぱり巡礼が楽しくなって、もう少し歩けそうかな~となっていました。
フランス人の道の真ん中区間の約500kmはバスと列車で移動。途中のレオン(Leon)で2泊して観光!と思っていたけど、、、、バルをはしごして、ハモンセラーノ(スペインの生ハム)食べて、ワインを飲んで観光するより歩きたい!となって、結局レオンは一泊だけにして、
第二の出発地を、
サンティアゴ大聖堂から200km手前地点の「ポンフェラーダ(Ponferada)」にしました。
サンティアゴで終わりではなく、サンティアゴからさらに約121kmの西の果ての「フィステーラ」そしてそれから28kmの「ムシア」まで目指すので、サンティアゴでは3泊して、ゆっくり到着を喜び、休養にあてました。
こんな感じの3回のサンティアゴ巡礼経験者です。
巡礼宿は予約がいらないので、その時その時で決められるのがありがたいです。
どこから歩き始め、何日間歩くか、みんなそれぞれです。
いろんなオプションがあります。
スペイン巡礼のルートは? 日数は?
・まず、何日スペインへ行くことが可能か?
・何日間歩く日数がとれるか?
もし、100km歩くのでしたら、巡礼証明書がもらうことができます。
→もらいたい場合は、フランス人の道の場合は、サリアから歩くようになります。
800km全部歩いてみたい!日数は大丈夫という事でしたら、
フランスの国境近く「サンジャンピエドポー」から歩き始めるフランス人の道800kmがおすすめです。
そんな1か月も休暇が取れないという人も多いはず、
そういう場合は、1週間だったり、10日間だったり、2週間だったり、5日間だけでも、巡礼の旅は全部自分で決めることができる。
ヨーロッパの人々、フランス人、ドイツ人、アイルランド人達と出逢ったけど、みんな10日間だけとか1週間だけとか、何回かにわけてスペイン巡礼を歩いている人がとても多い。スペイン人もそうです。毎年毎年スペイン巡礼にやって来て、去年の続きを歩くという巡礼旅の人が多いです。
日本のスペイン巡礼のNPO法人のwebに、とても詳しく説明されています。参考に!
・NPO法人日本カミーノデサンティアゴ友の会のサイト
初めてのスペイン巡礼は、「フランス人の道」がおすすめ
- フランス人の道が一番人気!
- 巡礼者が多い
- 前後に巡礼者がいるので、迷うことが少ない。
- 黄色の矢印⇒が多く、巡礼路がわかりやすい
スペイン巡礼者の約70%が、フランス人の道を歩いています。
日本語のガイドブックはフランス人の道だったこともあるけど、情報が多いのもフランス人の道です。
スペイン巡礼が初めてなら、フランス人の道をおすすめします。
・フランス人の道の詳細と特徴はこちらを参考に→フランス人の道
スペイン巡礼の時期について
いつ行くことが可能か?
になると思いますが、だいたいの季節の様子をご紹介します。
7,8月はとっても混みます。
夏休みは学生も増えてきます。
巡礼宿はとても混雑し、早いもん順でチェックインになります。
逆に冬は、巡礼宿が閉まっているところが多くなります。
また、冬期のピレネー山脈越えは危険です。
巡礼宿から立ち入り禁止の連絡が入ると思います。
もしも、万が一遭難した場合は、現地で多大な迷惑をかけることになるので、くれぐれも巡礼事務所のルールを守って行動してください。
昔から冬の時期のピレネー山脈越えでは、何人も遭難しています。巡礼路を歩いていたら、メモリアルの小さなお墓を見かけます。日本人の方のお名前も見たと記憶しています。
まとめると、
- 4,5,6月の春や初夏の時期は、新緑がとてもきれい
- 7,8月の夏は暑いです。巡礼宿も混みます
- 9,10、11月は、↑写真のように秋景色です。
宿がOPENかどうか、を考慮すると、
5,6,7,8,9、10月がおすすめです。
夏は、寝袋は薄手での物でいいので、荷物は軽くなります。
秋、晩秋は、着る服も防寒着が必要ですし、寝袋もそれなりの物が必要です。ただ、巡礼宿内は暖房設備はあります。
私は歩いたのは10月後半が2回と5月末です。
5月は緑が美しく、とても気候がよかったです。ですが、意外と予想以上に涼しく防寒装備は必要でした。10月後半は人がだんだん少なくなってきている時期で歩きやすく、季節は秋、晩秋なので景色はどうしてもゴールデン!
途中葡萄畑の収穫が終わったばかりの所を通ると、残っている葡萄の実を取って食べたり、アーモンドの木から実を取って食べたり、季節により様々な景色が楽しめます
最後に
「さぁ、スペイン巡礼に歩きに行こう!」
と決めると、次々と情報も入ってくるでしょう。
調べていくうちに、だんだん自分が求めているルート、距離、日数も決まってくるのではないかと思います。
ブエンカミーノ!
スペイン語でよい旅を!よい道を!の意味で、巡礼中はすれ違巡礼者同士の挨拶です。出会った時に、この言葉をお互いにかけあって、お互い励まし合って、頑張って歩こう!良い旅!と言って、バイバイしていました。
BUEN CAMINO!
スペイン巡礼に行かれる前に、海外旅行保険は加入していますか?
必ず保険は必要です!
絶対に加入されてくださいね!
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