スペイン巡礼路の北の道を10日間歩きました。
スペイン巡礼路の北の道の特徴やフランス人の道との比較をまとめました。
また、北の道を歩き始めた初日の旅行記を紹介します。
2度目のスペイン巡礼は、北の道を10日間歩くことを決めました。
出発地は、ビルバオ
到着地は、イジャネス
スペイン巡礼の情報は↓
⇒スペイン巡礼にかかる費用や持ち物は?巡礼の旅をオススメする7つの理由
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パッと読むための見出し
スペイン巡礼路・北の道を歩きました
スペインの巡礼路を歩いてきました!
簡単に言えば、日本で言う、お遍路さん。
2011年秋に800km歩いてサンティアゴまで行ったので、今回は10日間のみ。
実は、もうスペイン巡礼を歩くことは二度とないだろうと・・・800km歩いてサンティアゴに着いた時は思っていたけど、友人に「スペイン巡礼は今回は歩かないの?」の一言で、、、歩いてみる気になったのです。
さすがに、1か月間、800kmに挑戦する気にならず、10日間だけだったら歩けるかな~、楽しく歩けたらいいなと言う気持ちで、2度目のスペイン巡礼を歩く事にしました。
スペイン巡礼の様子はこちらをご覧ください↓
スペイン巡礼路の北の道とは
北の道はフランスとの国境の街であるイルンから海沿いの巡礼路をサンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩く約854kmの道です。
イベリア半島の北部を海を臨みながら歩くルートで多くの観光地・保養地があり風光明媚で、歴史的な見所もある事からフランス人の道に次ぐ人気のルートです。
しかしながらリアス式海岸であるため巡礼路の前半はアップダウンが多く以外に厳しい巡礼路と言えます。Cantabriaカンタブリアの海を臨む巡礼路、ヨーロッパでも有数なリゾートの街であるサン・セバスティアンを過ぎるとビルバオまではアップダウンの多い海岸の巡礼路を歩きます。
ビルバオから数日歩くとバスク自治州を離れ、夏のシーズンには避暑客やビーチで遊ぶ人々の多いリゾート地帯を過ぎ、渡し船に乗ってカンタブリア州の19世紀にスペイン王室の離宮のあったサンタンデールへ至ります。サンタンデールから近いサンティジャーナ・デル・マルにはロマネスク様式で名高いサンタ・マリア教会があり村全体が中世の雰囲気を残してナショナルモニュメントに指定されています。
巡礼路はアストリアス州に入ってプリミティボの道への分岐を過ぎてヒホンの街を通過します。海岸線の巡礼路はガリシア州のリバデオまで続き内陸へ向かってアルスーアでフランス人の道へ合流します。
イルンからサンティアゴ・デ・コンポステーラまでは34日(Etapa)ですが、ヒホンの手前からオビエドへ向かいプリミティボの道を経由する巡礼者もいます。
北の道とフランス人の道
どちらがいい悪いと言うのはないですが、道が全然違います。
さすがに、北の道は海に近い道なので、毎日海を見ながら歩きます。時々、ビーチを通って行きますし、渡し船に乗ったり、体感する文化が違います。フランス人の道は内陸を通っていきますので、趣が全然違うと言えます。
私が北の道を歩いた時は、スペイン人とドイツ人が多かったです。ドイツ人は、冬寒いのでビーチが好きなようで人気でした。
また、何度も道がわからなくなり、迷ったこともありました。
北の道とフランス人の道を比較して
【北の道の特徴】
・海岸線の景色がきれい
・フランス人の道よりも黄色の矢印が少ない
・バルが少ない
・アルベルゲが少ない
・車道を歩くことが多い
・車の交通量が多い側道もある
・途中、渡し船に乗れる
・観光名所がある
サンティリャーナ・デル・マルは中世の町並みでスペインの観光名所、そこから歩いて「アルタミラ洞窟」も観光できる↓
スペインで最も美しい村と言われています。
中世の町の姿をそのまま残しており、14,15世紀の紋章の付いた石造りの家々や11世紀のロマネスク様式で有名なサンタ・マリア教会などがあります。村全体が重要文化財に指定されています。
アルタミラ洞窟壁画は、先史ヨーロッパ時代の区分で主にマドレーヌ期(約18,000年 – 10,000年前)と呼ばれる旧石器時代末期に描かれた野牛、イノシシ、馬、トナカイなどの動物を中心とする壁画である。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。
壁画は、ソリュトレ期に属する約18,500年前頃のものと、マドレーヌ期前期頃の約16,500年前~14,000年前頃のものが含まれる。約13,000年前に落石によって洞窟の入り口が閉ざされたと考えられ、これにより幸運にも壁画は外気から遮断され、理想状態に保存がされている。(Wikipedia)
こんな海もきれいで、観光名所もあって、いいな~~と思われるかもしれませんが、北の道は2度目3度目のスペイン巡礼にしてもいいのでは???
経験からですが、初めてのスペイン巡礼はフランス人の道がおすすめです。
なぜ?・・・・って
1、黄色の矢印が多くて、道がわかりやすい。
2、巡礼宿の数が多い
3、歩いている人も多いけど、初心者の巡礼者が多いので、どちらかというと初心者向きだと思います。
もちろん、フランス人の道が好きで、何度も何度も歩いているスペイン人の巡礼者もいますけどね・・・(^_^)
「フランス人の道の方が初心者も多くて歩きやすい!」と経験者は思います。
スペイン巡礼・北の道に挑戦して
やっぱり歩き始めると、気分がとてもよく楽しくなってきます。
サンティアゴまで行きたくなります、次いつ行こうかな〜
まだ日本に帰って来てもないのに次を考えたりして、、、ははは、早すぎますね。
何を感じ、何を考え、歩いてどうだったのか?
うーーーーん、、、まだまだ消化中、書いてまとめるには時間もかかります。
ですが、とっても楽しかったです(^o^)
いろんな人種の人々に出会い、予想できないような出来事が起きて、海外だし、歩いてるし、言葉もスペイン語で通じない。
その中で自分のGOALを目指し、たんたんと歩いた日々。
ビールにワインにスペイン料理を囲み、巡礼仲間と楽しくワイワイの時もあれば、独り黙々と歩き、自分と向き合い自問自答。はたまた、それもできないくらい疲れ切って頭の中が空っぽに、、、それが望んでいたことでもあります。
カミーノってやっぱり楽しい
自分自身の挑戦でもある。
こんなに自由に、毎日、自分で決めて進んでいく!
出会う人々ともいい具合な距離がある。近くなったり遠くなったり、それが私には丁度いい。気にしてくれたり、ほっといてくれたり。
初めてのスペイン巡礼路北の道は、スペインの海岸沿いの道、とっても綺麗なビーチの砂浜あり、たまに車道のアスファルトあり、今回はばっちり歩く練習して来たわけでもなかったから無理せず、ゆっくり、少ない距離を、、、と思っていましたが歩き出すと歩きたくなっていく。自分の体力も、年齢も忘れて。。。
歩き終わって1週間、少しずつ現実に戻って来ている今日この頃です
スペインの北、バスク州のビルバオからスタート!
遠くに見えるのは世界遺産に登録されている「ビスカヤ橋」
街中も巡礼路には黄色の→矢印
これが目印、道標
だんだんと緑が増えてくる。
街から12kmくらい離れたくらいかな、、ビーチに到着した。
スペインの北は本当に山に海に自然が豊か。
5月末なのに日焼け好きのスペイン人達がビーチに。水はまだ冷たいけど。
一泊目の巡礼宿、Pobena(ポベーニャ)は海のそば。
ふつう、巡礼宿は5ユーロから10ユーロで泊まれます。ここはドネーション(寄付金)でした。
2015年6月25日から歩いたスペイン巡礼の旅行記をまとめています。
スペイン巡礼についておすすめ記事
まずは、必要なガイドブックを手に入れよう!
絶対おすすめは、日本カミーノデサンティアゴの本です!
「スペイン巡礼のバイブル」と言ってもいいくらいの内容がぎっしり詰まっています
おすすめです
こちらもおすすめです!
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最後に
スペイン巡礼の北の道を紹介しました。
これから、スペイン巡礼路を歩こうと思っている方は、フランス人の道、北の道、、、他にもルートがありますので、よく吟味されることをおすすめします。
また時期によって、アルベルゲが混んでいたり、秋や冬は防寒着や寝袋も厚手の物が必要になったりで、荷物の重量も増えますので、いろいろ考慮して、行く日程、歩く日数を決めてください
ブエン・カミーノ
Buen Camino!
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