友人に誘われ、福岡県小郡市で毎年行われている「かえる寺」で有名な「如意輪寺」の火渡り神事に参加してきました!
実は、12月にも福岡市にある愛宕神社の火渡りに行っていて、またもや・・・火祭り・火渡りに参加(^O^) なんで、最近はこんなに「火祭り」「火渡り」に参加するんだろう・・・と思いつつ、「何事もお誘いがあったら、サインがあったら、出かけよう♪」と思っていたので、流れのままに行動しています。
如意輪寺は福岡県小郡市にあるので、ちょっと遠いかなと思ったけど、久々にカメラを持って出かけてみよう!御神事も楽しみ、写真に感動を納めるのもいいな♪と思い、出かけてきました。
平日なので道も混んでいなくてスムーズでした、が、駐車場は満車!困ったな~~~と思った矢先に、警備のオジサンが「待ちますか~」と言ってくださったので、駐車場に入り、どれくらい待つのかな~とiphoneを見ていたら、クラクションの音がして、5分も経たないうちに1台空いて、超ラッキーでした!
では、かえる寺について、「如意輪寺」の火渡り神事の様子をご紹介します。
写真からパワー受け取ってくださいね♪
かえる寺「如意輪寺」とは
福岡県小郡市にある通称「かえる寺」で知られる如意輪寺(にょいりんじ)
天平年間729年に行基菩薩が創建したとされています。御本尊は、如意輪観音、福岡県指定文化財です。普段は、秘仏とされ、12年に一度御開帳され、御姿を拝むことができます。今度は2025年の巳年に御開帳を迎えます。
如意輪観音は、座っているお姿が一般的ですが、ここ!如意輪寺の御本尊は立っている立像で、日本で唯一の如意輪観音立像です。
如意輪寺と正式名称はあるのですが、かえる寺として名前が有名ですが、地元では歴史も一番古い立派なお寺なんですよ。
「如意」とは・・・
『自由』『自在』『思い通りになる』という意味で、その名の通り、みなさんの願いを思い通りに叶えてくださる観音さまです。
今回訪れてみて、びっくり!
お寺の雰囲気がなんか違う・・・以前の面影から一新!とってもモダンな感じになっていて、周辺にはパン屋さん、ラーメン屋さんなど様々な新店舗らしきお店もできていて、観光客も増えているような感じです。韓国語の表記もお寺の中のあちこちにあり、、、賑やかなハッピーオーラで包まれた感じのお寺に!
今回はお祭りと言うこともあって、縁日は出てるわ、人の多さにびっくり!とっても賑やか
もちろん、お寺の中、お寺の敷地内は蛙のオブジェでいっぱいです。
かえる見るだけで、ゆるゆるっとなりますよね~癒しキャラ。
現在は約5,000匹超えるカエルたちが迎えてくれているそうです。すごい!大人気のお寺になっていました~~(^O^)
このカエルには、「初心にかえる」「若かえる」「さかえる」「無事かえる」「気持ちを新たにかえる」等々いろんなメッセージがこめられています。
かえる好き、蛙コレクションをされている方には、絶対行かなきゃ~とお寺ですね。そんなにかえるに興味がなくても、絶対おすすめ! 私もかえるファンでもないけど、、、かわいいし、楽しい♪ 癒されます~♡
如意輪寺 | |
宗派 | 真言宗 御室派 |
住所 | 福岡県小郡市横隈1729 |
アクセス | 西鉄三沢駅から徒歩で10分 |
TEL | 0942-75-5294 |
なぜ、かえるがいっぱい?
かえる寺と呼ばれるようになった理由はありました!
ご住職が25年前に中国に旅行した際に骨董屋で見つけた翡翠でできたかえるの置物を買って帰ったのが始まりだそうです。かえるは腰が低く、常に前へと飛び跳ね、目的を達成するといわれており、古くより中国では仙人の使いとされていました。
年々、かえるの数が増えていっているそうで、
今では5000体以上!
そのうち半分以上はご住職自身が集められたそうです。お寺の奥には「かえる部屋」と呼ばれる部屋もあり、石像をはじめ、置物、おもちゃなど様々なかえるグッズが飾られています。もちろん、どなたでもあがって自由に見ることができます。
火渡りとは
本日、参加した火渡りですが、もともとは「火渡りの行」というようで、火渡り神事とは言わないんですね。確かに、神社の行事ではなく、お寺の行事ですから。
火渡りの行は仁和3年(887年)京都の金峯山で、毒蛇を追い払うために理源大師が樹葉をいぶしたのが始まりと伝えられる「柴燈護摩」に起源を発すると言われています。
補足しますと・・・理源大師とは、真言宗を開いた空海の孫弟子に当たるお方が初めて行ったとされています。日本特有の仏教行事である。修験道独自の護摩儀礼。
毎年1月17日、如意輪寺境内では、
新年の息災を願う「初観音・柴燈護摩供火渡り」が行われています。
境内広場の中央に、直径2m、高さ3mほどに積み上げられたヒノキの枝葉を燃やし、その炎の中に僧たちが護摩木を投じ、ホラ貝や太鼓、鉦を打ち鳴らしながら読経を続け、無病息災、家内安全などを祈ります。
ヒノキの枝が燃え落ちた後の灰の上を、僧に続き裸足で歩き、1年の息災と幸福を祈ります。仏の「知恵の火」によって煩悩を焼き尽くしてしまうという意味も込められています。
「火渡り」の行は、人々の心を洗い、1年を幸せに過ごすための新春行事です!
最近は、地元のみならず県外からも大勢の参拝客を集め、年々その数が増えているそうです。
火渡り神事に参加して
13時になると、遠くから法螺貝の「ぶぉおお~ ぶぉおおおお~」と鳴り響く音が聞こえてきました。火渡り神事が行われる場所には、結界が張られていて一般人はその中に入ることはできません。火を使い危険なので立ち入り禁止です、修行をした修験者さんたちが執り行います
どきどき、、、これから始まる護摩焚きをただただじーと待ちます。緊張感が漂います。
しばらくすると、お寺でお祈りを奉げた修験者の一行が、ゆっくりゆっくり階段を歩いて下りてこられました。結界に入る時は、威勢のいい声を出し、なにやら刀のようなもので、縄を切り、ほら貝を吹き、ある方は弓矢を持ち、次々と結界の中へ入って来られました。
予想以上の修験者の人数に、私はびっくりしました。愛宕神社と比較するのはどうかと思いますが、神社とお寺との違いもあるのでしょうけど、、、かえる寺での火渡り神事、始まる前からすごい!
愛宕神社の時も、体中に熱いパワーが流れていきましたが、かえる寺でも火が点灯される前から、迫力に圧倒されていました。
修験者の方々の声、太鼓、錫杖(しゃくじょう)、魂に響いてきて、胸が熱くなってきて、なんと表現していいのでしょうか・・・本当に胸にぐぐぐぐーーーーーと響いてきてすごい! 感動して高まりすぎて、ウルっと涙が出そうなくらいでした。
手を合わせ、眼を閉じているとじーんと何とも言えない気持ちになっていきました。
太鼓が鳴り響き、般若心経
私は般若心経が好きなんですね・・・
ひとりじゃなく、たくさんの修験者の方、そして来られている一般の方々も唱えるので、さらにパワーが増幅していきます!
点火されると・・・
うわ~~~と心の中で叫んでました~。
というのは、煙があまりにもすごくて、すごい迫力。ここまでくるんじゃないかーと思うくらい。
火はじわじわ燃え始めているんですが、煙はすごい勢いで登って行きます
右へ左にうねるようにして激しく上へ上へ、かなりの早さでわ~~~~~と上がっていきます。すごい迫力に圧倒され、身体がひけてしまうくらいでした
煙が上へ上へ、まるで昇り龍???
幸いにお天気に恵まれ、激しい風が吹いてなかったはずなのに、うねるように、煙がらせん状に。DNA構造?えー?となりました。
如意輪寺の住職さまは私がいるそばで祈りを奉げられています。あまり、じろじろ見たり写真を撮るってわけには行きませんが、石をコツコツっと鳴らしたり、扇のような物でなにやらされたり、刀がでてきたり、、、いろんな手法をあれやこれや使われているようでした
修験者の方々は、みなさまの護摩木を丁寧に祈りを奉げ、火へ投じていかれました。
みなさまの護摩木を焼いたあとに、灰をならして、温度が下がってから、火渡り神事です
特別な真言を唱えられ、身振り手振りを入れられの火渡り神事
その後に、修験者の方々が裸足になられ、まず渡られました。
その後に、一般の人々がわたっていきます
最後に
かえる寺「如意輪寺」の火渡りをご紹介しました
いかがでしたでしょうか?
一年の無病息災をお祈りするのに、このようなお寺の行事に参加するのはとってもおすすめです。
私の感想
私も行って良かったな~と思います。すごい楽しかったです。もちろん、火渡りの行が執り行われている時は神聖な気持ちで祈ったり、覚えているところだけ般若心経を唱えたり、神様にそして自分自身を静寂へ誘いました。参加するだけで、邪気払いになっているように思います。気持ちがすっきり、終わると晴れ晴れしい気持ちと、修験者の方々、お寺の方々に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
火渡りもしましたよ~・・・まずは修験者の方に背中をとんとんとんとん、鈴みたいなと一緒に叩いてくれ払ってもらって、その後歩きました!
熱くないだろうと思って灰の上をとことこ歩いてたら、右足の足の裏があち!やけどはしませんけど、熱かったです。その後は、お寺内にある御手水で足を洗って靴を履きました。今でも足の裏がホカホカしている感じです。なんだか、ご利益がありそうです
今日もとてもいい日でした。
みなさまにとっても佳き日でありますように!
最後までお読みくださりありがとうございました
関連記事
コメントを投稿するにはログインしてください。