高野山は標高900mの空海が開いた一大聖地「真言密教の総本山」
高野山の聖地たる凛とした空気に包まれた聖地です。
高野山の見どころを紹介するのは、もちろんですが、
実は、その周辺に高野山にも関係している最強のパワ―スポットがあります!
- 高野山
- 丹生都比売神社(ニュウツヒメ神社)
- 立里荒神社
それぞれの見どころ、主祭神、アクセスを紹介します。
車で高野山を訪れるのでしたら、超おすすめです。
ですが、
高野山だけを見て回っても、お腹いっぱいなくらいにパワーが強いので、次回にあらためて、弘法大師にとてもご縁が深い二つの「丹生都比売神社」「立里荒神社」は訪れるのもおすすめです。
関西の超「穴場」です。ですが、とても最強のパワースポットです。
パッと読むための見出し
高野山
高野山は、空海が開いた「真言密教」の聖地です。
空海のことは、弘法大師と呼ばれたり、お大師様の愛称で呼ばれています。
今から約1200年前、弘仁7年(816年)、嵯峨天皇からこの地を下賜された弘法大使は、高野山に、真言密教の根本道場を開きました。
高野山の2大聖地
高野山は、「奥之院」「檀上伽藍」を二大聖地と呼ばれています。
(出典:http://wakayama-rekishi100.jp/story/025.html)
まず絶対、行くべき場所は奥之院です。
私は高野山近くを通り熊野へ南下していく時に、本当に高野山の滞在時間が短く、いろいろ見て回りたいのですが、とにかく高野山にちょっと寄るつもりで行ったのです。その時は精進料理は絶対食べたかったので、宿坊で頂き、僧侶の方に、どこにいったらいいか、お尋ねしたら、、、
「絶対、奥之院にいかれたらいいですよ。お大師様にご挨拶をされるのがいいと思います」
と返ってきました。
そうなんです!
奥之院は高野山の信仰の中心であり、弘法大師さまが御入定されている聖地なんです。1か所行くなら奥之院以外の選択肢はないのです(^^)
空海(弘法大師)は、835年3月21日62歳の時に「入定」されたと伝えられています。この場合の入定は宗教的な瞑想に入った事とされ、現在でも高野山奥ノ院の霊廟で空海は禅定を続けているとされています
檀上伽藍
お大師さまが高野山をご開創された折、真っ先に整備へ着手した場所です。その壇上伽藍は、「胎蔵曼荼羅」の世界を表しているといわれています
- 金堂
- 大塔
- 三鈷の松(さんこのまつ)
他にも見どころが多い檀上伽藍ですので、ゆっくり聖なる氣を感じて回られたらいいと思います。
金剛峯寺の拝観もおすすめです
高野山内に入ると、たくさんの寺院や門、塔などを目にします。もともと高野山全体を「金剛峰寺(こんごうぶじ)」と称し、山全体がひとつのお寺という考え方だったそうです。現在「金剛峰寺」と呼ばれているのは、明治時代に豊臣秀吉ゆかりの寺院である「青巖寺」と「興山寺」を合併し「金剛峯寺」と改称したそうです。
開創1200年記念で、弘法大師持仏御開帳中により、五色の「御手綱」でご縁を結ぶことができました。
石庭は「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」と呼ばれていて、国内で最大級だそうです。雲海の中で向かって左に雄、向かって右に雌の一対の龍が向かい合い、奥殿を守っているように表現されているそうです。
高野山は蓮の花の形
標高約900mの高野山は、8つの峰に囲まれた場所にあるので、「蓮の花」のような形をしていると言われています、実際空から見ると蓮になっているようです。
そして、蓮の花の形こそが「曼荼羅」の世界を表しているらしいのです!
空海が説いている真言密教を説明するのは本当に難しいです。空海は中国から曼荼羅を伝えました。金剛峯寺で御説法を伺う時の大広間では、曼荼羅が飾られていますので、是非ご覧ください。
「胎蔵界曼荼羅」と「金剛界曼荼羅」の二つの曼荼羅を合わせて、「両界曼荼羅」というそうです。すごくないですか!!!
曼荼羅と私の体験
初めて高野山を訪れた時、泊まった宿坊でこの曼荼羅が飾られていて、私はとても不思議に思い、、、というか、まったく理解できません。何の意味があるのか?無知の私は、なぜここに曼荼羅が飾られているのか? とても気になって気になって仕方がありませんでした。
ちょうど、通りかかったお坊さんに思わず、尋ねてしまったのです。
そしたら、親切にも宇宙のお話、曼荼羅のお話、大日如来のお話をしてくださいました。空海さんのことも詳しくした調べてもいない私に、本当に親切丁寧に語ってくださいました。本当に感謝感謝です。
一回聞いたくらいでは、意味は解けるわけないですよね。
みなさん、そのために、高野山で修行されているのでしょうし。
ですけど、私は、とても晴れ晴れとした気持ちになり、空海さんに対してとても親近感が湧いたとともに、尊敬の念がこみあげてきて、早速、空海さんの本を読みはじめたわけです。
1200年前にすでに宇宙の原理を解いていた「空海」、空と海の名前にも意味が込められていますよね。私は一度高野山を訪れてから、空海様の大ファンになり大好きになっています。
高野山、本当に素晴らしい聖地です!
最強のパワ―スポットですので、是非訪れてみてください。凛とした空気を体験されてください!
高野山へのアクセス
【住所】 和歌山県伊都郡高野町高野山152
東京、福岡など全国各地からのアクセスはこちらを参考に↓
宿泊は宿坊がおすすめ
丹生都比売神社(にゅうつひめじんじゃ)
高野山の麓の和歌山県伊都郡かつらぎ町にある神社です。
知る人ぞ知る「丹生都比売神社」
実は、ここは、紀伊国一宮なんです。
今から1700年前に創建されたとても由緒ある神社です。
一宮(いちのみや)というのは、その地域の中で最も社格の高いとされる神社という意味になります。全国に約180社ある丹生都比売神を祀る神社の総本社。
御祭神
第一殿 | 丹生都比売大神 |
諸々の災いを祓い退け、一切のものを守り育てる女神。 不老長寿、農業・養蚕の守り神。 |
第二殿 | 高野御子大神 | 弘法大師を高野山に導いた、人生の幸福への導きの神。 |
第三殿 | 大食都比売大神 | あらゆる食物に関する守り神、食べ物を司る神。 |
第四殿 | 市杵島比売大神 | 財運と芸能の神、七福神の弁天さま。 |
天平時代に書かれた祝詞である『丹生大明神祝詞 にうだいみょうじんのりと』によれば、丹生都比売大神は天照大御神の御妹神さまで稚日女命(わかひるめのみこと)とも申し上げ神代に紀ノ川流域の三谷に降臨、紀州・大和を巡られ農耕を広め、この天野の地に鎮座されました。
(引用:http://www.niutsuhime.or.jp/yuisho.html)
女性の神様を祀られている神社になります。
丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)は守り育てる神、
そして、
高野御子大神(たかのみこのおおかみ)は空海を高野山屋へ導いた神様、人生の幸福へのお導きの神様です。
(1)丹生都比売神社は、「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産に登録されています。
高野・吉野・熊野の3つの霊場は、仏教・神道・修験道の宗教が神仏習合として繋がっているからこそ、世界でも稀で、類がない世界遺産として評価されています。
詳細はこちら⇒世界遺産に熊野が登録された理由がすごかった)
(2)空海が高野山を開祖できたのは、丹生都比売大神よりご神領である高野山を借受ることができたから。
「密教の根本道場の地を求めていた弘法大師の前に、黒と白の犬を連れた狩人に丹生都比売大神の御子、高野御子大神が化身して現れ、高野山へと導いた」という説があります。
高野山と丹生都比売神社は関係が深い!
高野山の金剛峰寺に行った時に、丹生都比売神社の紋章が金剛峰寺に施されていて、どうして?と思い、社務所でお尋ねしました。
1200年前、弘法大師空海によって、高野山が開創された。弘法大師は真言密教の修験の拠点を神々の鎮まる山、高野山に求めました。
そして、まず守護神として当社の神である丹生都比売大神(にうつひめおおかみ)と高野御子大神(たかのみこおおかみ)を祀る社を建てました。これが日本における「神道と仏教の融合」の始まりです。
(引用:丹生都比売神社hp)
アクセス
【住所】和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野 230
立里荒神社
知る人ぞ知る最強の開運スポットと言えば、ここ!
立里荒神社(たてりこうじんじゃ)
【御祭神】
誉田別命と火産霊神
商売繁盛の神としてや火の神、かまどの神として崇められており、また、日本三荒神のひとつとしても知られています。高野山の奥社などとされていることから、火に関わる職業の人や高野山参詣の人々を中心に全国各地より信仰心の厚い人々が訪れています。
人によっては、高野山に行く前に「立里荒神社」にお詣りしてから、高野山へ行った方がいいという人もいるくらいです。
当神社の歴史を書いた『三宝大荒神略縁起』によると、この神社は弘法大師空海が高野山を開山する際に、伽藍繁昌密教守護のため板に三宝荒神を描いて古荒神の地に祀るとともに、壇上の鬼門にも荒神を勧請して高野山の大伽藍を建立したとされている。
それゆえ、三宝荒神を祀るようになったのが始まりであり、その後は、高野山と結ぶ神仏習合の宮として、明治初年まで宝積院と称し、高野山地蔵院末と鐘楼堂を備えていたという。明治の廃仏毀釈の際に宝積院を廃寺とし、仏体などを池津川へ移して単に荒神社と称するようになり現在に至っている
初めて参拝は「例祭の日」
どんな神様なのか、ドキドキしながら初めて訪れた時。すごい山奥の田舎にある神社なのに、駐車場がほぼ満車。不思議に思い、歩き始めると「例祭」の張り紙が!
たまたま、訪れた日が「5月8日で例祭だったのです。ですが、時刻はお昼過ぎ・・・すでに御神事は終わっていて、参拝客が帰り支度をしている時でした。
ですが、お参りさせて頂いた後に、なんと!
お餅を頂きました!
とっても嬉しかったです。立里荒神社の神様に歓迎されているようでした。ですけど、実は、この立里荒神社、すごく凛とした、恐れ多いような氣、すごく強い感じがしつつも、なんだか優しい愛に包まれているような神社でした。
驚くのは、、、伏見稲荷は赤い鳥居ですが、立里荒神社は木や金属の鳥居が連なっているのです。しかも、たくさんの寄付で作られています。
思っていた以上の参拝客があるようで、
また、鳥居を作るくらいだから、お礼参りか願掛けあるのでしょうか・・・
すごくご利益がおりそうな気がしました。
強そうな神社な感じを受けるので守ってくださっているのでしょうね。
アクセス
高野山の奥之院「中の橋」から車で約30分くらいです。
かなり山をカーブしながら登って行きます。
最後に
高野山は空海が1200前に開いた真言密教の一大聖地です!
その高野山の周辺に、実は最強のパワ―スポット2つがあり、パワースポット3つを紹介しました。それぞれ、弘法大師との深いご縁がある神社です。
いかがでしたでしょうか
- 高野山
- 丹生都比売神社
- 立里荒神社
また、高野山の見どころもご紹介しました。
高野山の2大聖地「奥之院」「檀上伽藍」。一度に理解するのはとても難しいので、その場の氣を感じられてください。
高野山に行かれたら、金剛峰寺、曼荼羅も必見ですので、高野山の宇宙観を旅されるのがおすすめです。
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